司法試験予備試験の結果報告と模試の成績

 お久しぶりです、へるしろです。12月21日、司法試験予備試験論文式の合格発表がありました。結果から言うと、合格していました。

 そこで、今回は論文模試の成績と本番成績の関連について情報が少なく苦労した私の経験に基づき私の模試の成績と、模試の成績と本番成績に関する考察を述べようと思います

 

論文模試の成績

 私が受験したのは伊藤塾で行われた論文模試で、会場受験を選択しました。今年の模試は受験者数584人で私の順位は170番代でちょうど上位3割の成績でした(個人の特定を防ぐため順位はぼかします)。基本的にどの科目も成績は安定していて、刑事実務と刑法だけ順位が半分を下回ると言う結果で、二桁順位など出来のいい答案も特段ありませんでした。

 

模試結果と本番成績の関係

 この結果を見て、単純に考えれば論文の本番では20%弱しか受からないのだから上位3割では合格できないだろう、と言うこともできるでしょう。しかし論文式の受験者は2500人以上であるのに対して模試の受験者はせいぜい600人と、この間には大きな差があります。辰巳の模試を受けている人は100名ちょっとだったのでこれを足してもなお大きく本番の受験者数とは離れています。

 そこで、模試を受ける人は本番の受験者のうち一部のみであるということが言えるわけですがこの一部の人たちは総じてレベルが高いと見て良いでしょう。模試を受けるのもタダではありませんから、記念受験のような人は模試にわざわざお金を払うとは思えません。一定程度合格可能性があると考える人のみが受験しているといえ、そのように考える人は少なくとも出題範囲について一通り勉強している人でしょう。つまり、論文模試の受験者はいわば精鋭揃いであることから模試で成績が振るわなくても本番で合格するチャンスは十分にあるということです。さらに、模試と本番での採点方法の違いから本番で点数が伸びるという人もいることでしょう。

 

終わりに

 ここまで、私の模試の成績と成績に関する考察を述べました。模試の成績についてまで言及している情報は少なかったので少しでもこの情報が皆様のお役に立てば幸いです。

 

 なお、論文式試験本番の再現答案は結局基本7科目分しか作れませんでしたので成績表を受け取り次第アップしたいと思います。一応、本番に忠実に脚色などなく書いたつもりです。また、受験時の雑感や主観的評価などは論文式受験直後の過去記事にありますのでぜひご参照ください