司法試験予備試験論文式を受験して(刑事・選択科目)

お疲れ様です、へるしろです。

昨日に引き続き、論文式試験の感想を述べていこうと思います。

 

 

 

刑事系

 刑事系は、そこまでマイナーな点もなく、他の科目と比べると解きやすい問題であったと言えるのではないかと思います。

 

刑法

 ついさっき解きやすい問題だったと申しましたが、刑法の設問1については監禁罪ということで少しマイナーな点が問われました。短答知識に近い出題と言えるでしょうか。また、昨年に引き続き罪責を論じさせる問題の他に説明問題が出題されました。この出題形式は翌年以降も続くのでしょうか。

 設問2は、甲の罪責を論じさせる問題でした。多くの受験生が苦手とする共犯が出題されなかったので、周りも比較的出来が良いのではないかと、ヒヤヒヤしています。また、遅すぎた構成要件的結果発生の問題がありましたが、これは確か令和元年の問題で同じ論点の出題があったのでこの点でも、周りの受験生の出来は良いものと思われます。

 私は、Xの携帯電話について器物損壊ではなく窃盗罪を成立させました。不法領得の意思を、「経済的用法に従い利用処分する意思」ではなく、「その物から生じる何らかの効用を得ようとする意思」とする立場に立ち、甲は少なくとも携帯電話のGPS機能を用いて捜査を撹乱しようとする意思を有していたため、何らかの効用を得る意思はあると判断したためです。間違ったことを書いたとは思っていませんが窃盗にした受験生は少数派のような印象なのでこの点がどう転ぶかが評価を左右しそうです。

 総合的に、設問1は本当に最低限のことしか書けている自信はない一方で、設問2は論点落としとかはないと思うので(現時点では)B以上の評価を期待したいですが、先に述べたように周りの出来も良さそうなのでなんとも言えませんね。

 

刑事訴訟法

 刑訴法は設問1は逮捕前置主義、設問2は重複逮捕、勾留について論じさせる問題だったと思います。最低限この点には触れているのですが、逮捕前置主義の根拠条文がどうやら間違っているみたいなのでこの点での減点は免れないでしょう。ちなみに、根拠条文は204条1項としました。

 設問1の逮捕前置主義の問題は、逮捕前置が被疑者の利益保護を趣旨とするから、別件が勾留の要件を満たす場合にそれに付加して勾留しても被疑者にとって有利となるため、逮捕全地に反しないとしました。

 設問2は重複逮捕、勾留は原則許されないが、一定の場合には許されるとして規範をたて、順当に当てはめをしていきました。詳しいことは、再現答案を作成しているので後日アップすることになると思います。

 主観的には聞かれていることに素直に答えることができたと思っています。よっぽど書き方がおかしいとかでない限りいい評価をいただけると思うのでA評価を期待したいです。

 

選択科目

 私は労働法選択なのですが、問題を見て労働法にしたことを後悔しました。私にとってはかなり難しく、正直何を書いたかほぼ覚えていません。(再現答案作れるかな、、、)

 

労働法

 設問1は海外研修費用の返還請求が損害賠償の予定に当たらないか、という問題意識のもと会社からの返還請求は認められるかを論じさせる問題でした。問題文の事情のもと、感覚としては返還請求されてもやむを得ないよな、と思ったので返還請求を認める方向で論じました。似たような事案の判例があり、確か百選にも掲載されていたのは覚えているのですが、理論構成がほぼできませんでした。損害賠償の予定の禁止の趣旨が労働者の足止め防止であるということは何とか示して、あとはよく覚えていません。

事例演習労働法も一通りやって、労働法については模試や答練の成績もなかなか悪くなかったので、できればいい評価をとりたかったのですが、損害賠償の予定に関しては本当に知識の穴を突かれた、という感じでした。もっとも、典型論点っちゃ典型論点なので、もっぱら自分の勉強不足が原因です。

 設問2は、設問1よりさらに難しかったのではないでしょうか。とりあえず、G社に対しては労働契約の付随義務としての「働きやすい環境を整える義務」を怠ったとして債務不履行を追及し、A社に対しては均等法11条違反の不法行為責任を書いたと思います。あと、時間がなかったので最後に「また、A社には使用者責任民法715条)を追及することが考えられる」とか書きました。(本当に使用者責任についてはこれしか書いていません)

 正直、予備では難しい話は出ないだろう、とたかを括っていたところはあると思います。全科目の中で労働法が一番書けませんでした。何とかFは免れたいところですが、Fでもやむを得ない出来だとは思います

 

以上で、刑事系、選択科目の感想を終わります。

次は実務基礎になります。近いうちにアップしたいと思います

司法試験予備試験論文式を受験して(公法系)

みなさまお疲れ様です、へるしろです。

 さて、私2023年9月9日、10日と令和5年司法試験予備試験論文式の受験をしてまいりました。現在は再現答案の作成に着手したところですが、とりあえず全科目の受験感想を記していきたいと思います。主観的なAからFの評価については、私は今年が論文初受験なので相場がわからないので本当に主観的に、これぐらいかなあ、という程度になっています。

 なお、選択科目は労働法です。

 

公法系

 憲法に75分、残りを行政法といった時間配分になりました。時間には気を遣っていたつもりですが、どうしても最初に解く科目が長くなってしまいます。

 出題としては、憲法は論じ方は悩ましかったですが、オーソドックスといえばそうなのかとも思います。行政法原告適格、訴えの利益、裁量権とメジャーな点が出題されているので標準的な出題であると思います。まあ、所詮ただの受験生の言うことなので、あまり当てにはしないでください。私自身も、出題について批評する力があるなんてこれっぽっちも思っていません

憲法

 職業の秘密(民事訴訟法197条)と、取材の自由を絡めた問題だった、と思います。3段階審査が使えるか微妙な問題でしたが、変に違う書き方をして即死Fを喰らうのが怖かったので3段階審査っぽい感じで書きました。

 憲法上の権利としてはXは取材の自由一本で書き始めたのですが、途中で「やっぱり職業選択の自由にも触れるべきなのか」と思い立って無理やり挿入しておきました。

 正直、民訴の学習で職業の秘密とか文書開示命令とかのあたりはあまり手が回っていないところだったので判例の規範などを正確に示すことはできていません。よって自信はあまりありません。他の受験生の出来にもよりますが、C評価かD評価がつけば御の字だと思います

 

行政法

 設問1(1)は原告適格について論じさせる問題でした。原告適格の論じ方については、恥ずかしながら最近までよくわかっていなかったので、伊藤塾の直前答練で盗んできたやり方を使わせていただきました。正しく論じられているのかは正直わかりません。一応短答対策で見たことがある判例に類似しているような気がしたので理屈を思い出しつつ書きました

 (2)は正直よくわかりませんでした。とりあえず、本件許可が失効していることから訴えの利益が問題となることはわかったのですが、更新処分がなされていることと、訴えの利益がなお認められることをどう結びつけるか、納得のいく記述はできませんでした。

 設問2は、裁量権についての出題でした。考慮不尽とかを適当に論じたと思います。時間がいっぱいいっぱいだったのであまり詳細な記述はできませんでした。

 行政法については、本当にどんな評価となるかはわかりません。ただ、Aが来ることはまずないだろうなあ、といった感じです。憲法と同じく、Cとかきてくれれば御の字です

 

長くなりそうなので、いったんここで終わろうと思います。続きは刑事系科目をまた近いうちにアップします。

 

慶応義塾高校の応援に関してお気持ち表明

 昨日、夏の全国高校野球選手権大会の決勝戦が行われ、慶應義塾仙台育英を8対2で破り、1世紀の年月を経て優勝しました。その際の慶応側の応援がすさまじく、度を超えているなどと物議をかもしています。この点について、元高校球児の立場から考察しましたので以下、お気持ち表明させていただきます。

 

そもそも、慶應の応援団は何も悪いことをしていない

 まず確認しなければいけないのは慶応側の応援団は何もルール違反を犯していないという点です。ですので以下の議論はルールではなく道義、道徳的に慶応の応援の是非を考えるものになります。

 

慶應の応援に異議を唱える人がたぶん心の中で思っているであろうこと

 先に述べたように慶應の応援は全くもってルールに反しているなどの不正なものではありません。それにもかかわらずここまでの物議を醸すのは高校野球があくまで興行化を予定していない高校生によるアマチュアスポーツであるからではないでしょうか。例えばサッカーワールドカップWBC等のプロスポーツかつ大々的に興行として打ち出されている大会であのように一方的に大声援が送られたとしても物議を醸すような事態にはならないはずです。これらの規模の大会でなくても例えばプロ野球ペナントレースであっても同様でしょう。

 興行化が予定されているということはファンにも一定の地位が保障されることを意味します。繰り返しプロ野球での例えとなってしまい申し訳ありませんが、プロ野球では観客を楽しませることを目的としたイベント等が催されるように、観客もその場所の担い手として組み込まれており、その分アマチュアと比してチケット代が高かったりするのだろうと思います(甲子園では少しチケット代が高いようですが地方大会ではワンコイン500円で4試合見られたりしますね。)。

 では、高校野球はどうでしょうか。勝利チームのヒーローインタビューなどの観客向けのイベントはありませんね(もっとも、優勝監督インタビューなど例外はありますが)。これが、冒頭に述べた、興行化の予定されないアマチュアスポーツである、ということとつながります。つまり、高校野球は観客のためではなく、あくまで「ここで試合やってるけど、別に見に来てもかまわないよ」というスタンスで観客が受け入れられていることになります。客のためにやっているわけではない、ということですね。そうだとすれば、観客が過度にプレーに干渉したりするのは厳に慎むべきで、あくまでアルプススタンド以外の観客は第三者視点で高校生のプレーを見守るべき立場にある、という考えが成り立つことになるでしょう。

 

応援がプレーに与えた影響

 ですが、応援と試合への影響の関係については慎重な考察を要するでしょう。おそらく一番問題となっているプレーは5回表の慶應の攻撃で2アウト2.3塁の場面でセンター橋本君とレフト鈴木君が交錯し、3アウトチェンジのはずが2失点してしまったプレーでしょう。

 私は高校から大学にかけて外野手を務めていたことから、ある程度あの場面での野手の気持ちを分かっているつもりです。以下簡単に述べます。

 まず、平常時であればあのような交錯はまずなかったのではないか、ということがいえると思います。あの打球は野手の間に飛んだとはいえ、捕球にはかなり余裕があったように思います。普段の橋本君であれば、しっかり打球から目を切ってレフトの鈴木君が落下点に入って捕球態勢をとっていることを認識し、鈴木君に譲って自らはカバーに入る、といったプレーができたのではないでしょうか。橋本君は昨年の仙台育英の優勝時にも主力として活躍した言わずと知れたハイレベルなプレーヤーですし、実際に昨日の試合でファインプレーもありましたし、慶應の加藤君のフェンス直撃の大飛球が飛来したときも打球から目を切ってフェンスとの距離を確認しながら最短距離で打球を追っていました。

 しかし、実際に応援が橋本君を狂わせたといえるかは不明といわざるを得ません。橋本君は試合後、応援の声でレフトとの声かけが聞こえなかった旨を述べているようですが、それは相手が慶應ではなくても決勝戦の声援となれば想定できたことです。また、先に述べたように声掛けをしなくても目を切ってレフトとの連携をとることができたでしょう。応援に圧倒されて普段のプレーができなかったともいえるかもしれませんが、以前から「甲子園には魔物がいる」と言われているように甲子園独特の緊張感が影響したと考えることもできるでしょう。あの時は仙台育英からすれば流れも悪かったですし、普段は極めて冷静に見える橋本君にも焦りが見えていた気もします。

 つまり、応援との因果関係は不明といわざるを得ないでしょう。ですから、「応援のせいで育英が負けた!」などの議論は筋違いであることは否めませんし、そのようなことを考えるだけならまだしも声高に主張することは慶應仙台育英双方に大変失礼なことと言わざるを得ません。

では、結局あの応援は是なのか非なのか

 私としては、慶應の応援を非難する人の気持ちもわからないではありません。少なからず慶應関係者のエゴのようなものも感じましたし、先に述べたようなアマチュアスポーツの性質からすると応援が場を支配するということは不適切である、といるような気もします。あの声援がまさに「魔物」となっていたともいえるかもしれません。

 ですが、最初に述べたように応援はルール違反でも何でもありません。禁止行為ではない以上応援した人は責められるべきではありませんし、応援が仙台育英ナインにとってマイナスに働いた、という前提そのものが間違っている可能性すらあります(あんなに応援されている相手だからこそ、逆に反骨心のようなものが作用するかも。こればかりは甲子園など程遠かった私如きの想像は到底及ばないので何とも言えませんが)。

 元も子もないことを言うようですがこの問題はこれからのルール整備に委ねるべきでしょう。アマチュアスポーツである以上部外者のエゴは排除すべきという考えには一理ありますが、ルールとして整備されていない以上そのような考えをもって応援した人を非難することはできません。もし私が慶應関係者であったならおそらく応援に行っていたと思いますし…。ですから、今後はアルプススタンド以外は応援団と同調した応援は禁止する、とかそういったルール整備につなげていくことで、そこを落としどころとするほかないと思います。

 以上、お気持ち表明でした

 

慶應の団結力について

 以下は以上の議論とは関係なく慶應の団結力に恐れ入った話をしようと思います。

 慶應は、みなさんご存じのように三田会という卒業生の組織があるようで、その団結は目を見張るものがあるといいます。これは部外者としてはうらやましいと言わざるを得ないでしょう。慶應という政財界で一定の力を有する人たちの集団となれば誰もがその恩恵にあずかりたいと考えるでしょう。でも、不思議なことに早稲田ではそのような話は聞きません。同じくらいの規模で歴史もあって、学力的にも近いのに、なぜこんなに違うのでしょうか…

 また、ただの付属校の応援にこんなにも大学のOBOGが駆けつけるなんて、という点にも驚愕しました。あのスタンドを埋め尽くす慶應関係者は慶應義塾高校の卒業生だけではなく大学から入った者も相当数含まれていることは明白でしょう。早慶戦慶早戦)は盛り上がると聞きますが、早稲田実業が優勝した際に早稲田OBはあんなに駆けつけたんでしょうか…。

 さらに、日大は日本一学生数の多い、転じて卒業生も多い大学ですが、日大の付属校が甲子園に出たとしてもあのような盛り上がりはまずありませんよね。日大三高が優勝したことは記憶に新しいですがあんな応援では決してありませんでした。

 

 まあ、私としては慶応生を敵に回すと三田会総出でボコされるだろうから、慶應の卒業生を敵に回すことのないようにしよう、という教訓を得られたのでよしとします。

 

 ともかく、慶應義塾高校仙台育英高校のメンバーや関係者の皆さん本当にお疲れさまでした。そして、優勝、準優勝おめでとうございます!

法学部生こそ筋トレをしよう!

こんにちは。へるしろです。

 今日は法学部生こそ筋トレを、ということで筋トレのメリットについて説いていこうと思います。もちろん法学部生じゃなくても、男子大学生であればこの記事の大半はあてはまると思います!法学部生ではないそこのあなたも、ぜひ見ていってください

 

筋トレにより得られるメリット

 まず、筋トレが自分に何をもたらしてくれるのか、これから筋トレを始めようとしている方にとってはこれが大事だと思うので簡単に紹介します。

 

 メリットは無限大です

 というのが本心ですがこれでは何も言っていないこととほとんど変わらないと思うので代表的な効用を以下述べます

 

かっこいい体を手に入れることができる

頑張っている自分を感じることで自己肯定感が上がる

代謝が上がり、太りにくくなる

 こんなところがぱっと思いつくメリットです。また、筋トレは3か月もやっていれば体の変化が目に見えてわかるので手軽に成功体験を得ることができるので、そういった面でも自身につながりますね。卑屈なマッチョはいません。

 

法学部生こそ筋トレをするべき理由

個性になる

 法学部生、というとなぜか頭がよくみられることが多いです。そうすると、あなたが仮に法学部生で頭がよかったとしてもそれだけでは個性として不十分ということになります。現に法学部というのはさえない見た目の学生が多いのではないでしょうか。

 そこで登場するのが筋トレです。趣味を聞かれたときに筋トレと答えることができれば一種の個性として認識されるでしょうし、筋トレしている男性に嫌悪感を抱く人もそんなに多くないでしょう。老人のようなことを言いますが、そもそも最近の若い男はテストステロンが足りていません。テストステロンとは男性ホルモンの一種で筋トレをすることでも分泌されるのですが男らしさだったりに影響を与え、見た目にも直結してきます。法学部生は特にこのテストステロンが足りていない人種が多く感じます。ですから、あなたも私と一緒に筋トレをして筋肉をつけ、テストステロンを分泌して男らしくかっこいい法学部生を目指しましょう!

 

ストレス解消になる

 法学部はテストがきついのが特色です。テスト期間、特に履修する科目が多い2年生なんかは息の詰まるような勉強をしてテストに挑んでいることでしょう。そうすると頭ばっかり疲れて体は鉛り、凝り固まっている、なんて事態につながって極めて不健康で、ストレスもたまります。

 そこで、あなたがするべきなのが筋トレです。体を動かすというのはとても気持ちがいいものです。そして体を動かした後の心地よい疲労感とともに深い眠りにつき、心身共にリフレッシュしてまた明日頑張るのです。この体を動かし、身体的な疲労感を得るのに、筋トレ、中でもウエイトトレーニングや腕立て伏せ、懸垂などの比較的強度の高いトレーニングが適しているのです。これらの運動は息が切れるより先に体が動かなくなるので心肺的なきつさを感じなくて済むし、なにより走ったりするよりやっていて楽しいです。

 勉強につかれた法学部生こそ、筋トレをやりましょう

 

そもそも、若い人間は筋トレに向いている

 法学部生は大学生ですから、多くの場合10代後半から20代前半の年齢であると思います。つまり、若いのです。若ければ多少無茶をしても平気とよく言いますが、これはトレーニング、ことにウエイトトレーニングにおいても同じです。

 効率的に筋肉をつけたいのであればまずウエイトトレーニングをするべきなのですが、その際にある程度のレベルになってくると100キロを超える重りを扱ったりします。フォームをしっかりとしていれば安全なのですが、トレーニングも終盤に差し掛かり疲れてきたりするとどうしてもフォームが乱れて怪我につながる、といった事態は一定程度生じます。でも、若ければ怪我のリスクはかなり下がります。また、若いほうが筋肉がつきやすい傾向にあります。これは若いほうがよりハードなトレーニングが可能だから、という理由もありそうですがとにかく筋トレは若いうちに始めるに越したことはないです

 

おわりに

 ほかにもメリットはたくさんあるのですがそれはまたの機会にお話しすることとして、今回はこの辺で終わりにしようと思います。

予備試験短答式を受験して

結果

 本日8月3日は2023年司法試験予備試験短答式試験の合格発表でした。

 結果から申し上げますと、合格でした。伊藤塾の自動採点では187点(法律科目148点)でしたので、ぎりぎり三桁合格ということになりそうです(予備校の解答は事後強盗の問題を間違えているようなので点数は多少前後するかもしれません)。

 

※追記

 やはり予備校の事後強盗の解答は間違えていたようで伊藤塾の自動採点も189点に変わっていました

 

受験雑感

 正直結構時間がたっているので覚えていない部分もありますが、おおむね受験時に感じた手ごたえ通りの結果という感じでした。一応昨年は部活動を引退してすぐに記念受験という感じで受けてきたので一応受験経験はあるのですが全く短答対策はしておらず当然撃沈でしたので昨年との比較、といったことはできませんのであしからず

 

受験までの過ごし方、対策方法など

 まず、前提として受験環境について少し記述します。私は法学部在学中の大学4年生で授業は週2回なので筋トレ以外の時間は予備試験の勉強に費やすことができるという環境で勉強していました。社会人受験生などと比べれば時間的にかなり恵まれた地位だと思います。なお、バイトは学業専念のため、4月から休んでいます。去年は103万の壁ぎりぎりまで働いた思い入れのあるバイト先なのでけっこうさみしかったですがボッチ耐性は強いほうなので特に人とのかかわりがなくなることでのストレスなどはありませんでした。ちなみに、コロナの時期に学部内の友人作りに失敗したため学部の友人は非常に少ないです。よって、することといえば勉強か筋トレか、という生活でした

 自分は短答式の相場感というものを知らなかったので結構早めに短答に着手しました。4月の頭には短答の肢別問題集に取り組みました。4月は論文7~8割短答2~3割で勉強し、5月も同様、6月からは短答と論文が半々の割合でした。

 6月に資格スクエアでやっている未来問を受けたところ、結構いい点数がとれたので「こんなもんか」といった感じで相場感を若干つかみました。この時点でこのままやってれば受かるだろう、と考えていたので結局短答本番まで短答に全振りすることはありませんでした。

 そしていよいよ7月に入り伊藤塾の短答模試を受験し、176点(合格推定点160点)とることができたので自分の対策は間違っていなかったと確信し、自身をもって本番に挑むことができました。

 そして本日無事合格発表にて自身の番号を確認しました。だいたい合格までに350~400時間くらい費やしたと思います。

 

 そして、対策に用いた教材ですが、私は資格スクエアという結構少数派な予備校を利用しているので資格スクエアが出しているアプリである「短答攻略クエスト」を用いて対策しました。このアプリと判例六法以外ほとんど使っていません。たまに基礎講義のテキストを見返したりしたくらいで特別短答のために教材を買い足したりはしませんでした。

論文への意気込み

 正直論文式の相場感もわからないので自分がどの程度やれるのかは未知数ですが、これから一層勉強を重ねて全力を出し切り、学部在学中合格の最後のチャンスをものにできるよう最後までもがきたいと思います

自己紹介と今後の人生の展望~マスキュラ―法曹を目指して~

はじめまして。へるしろと申します。

 

☆自己紹介☆

 私は地方国立大学法学部の学部4年生で現在は予備試験合格を目指して勉強しています。ロースクール進学予定なのであわよくば今年の論文に受かって既習2年で中退を…なんて思ってたりもします。

 サブタイトルにあるように、私は将来マスキュラ―な法曹になりたいと考えています。

 マスキュラ―とは、``muscular``という英単語のカタカナ読みで、「筋骨たくましい」という意味です。法曹は裁判官、検察官、弁護士の総称です。つまり、私は筋骨たくましい法曹、もっと砕けていえばマッチョな弁護士、裁判官、検察官になりたいということです。そのためには司法試験に合格すること、マッチョになることが必要です

 

 そこで、自己紹介の一環として私がマスキュラ―法曹になるにあたって現在どのくらいの位置まで来ているのか簡単に紹介します

現在の達成度

司法試験

 現在、予備試験の勉強をしており、本日、先日受験した短答式の合格発表がありました。結果は合格で論文式への挑戦権を得ることができました。予備試験の短答式合格と司法試験合格の関係性については定かではありませんが一応勉強の成果が出たとはいえるのではと思っています。

 

マッチョ度

 現在はトレーニング歴が2年目に突入したところです。BIG3の重量でいうと

BP 102.KG

SQ 130KG

DL 200KG

TOTAL 432.5KG

ということになっています。最初はベンチプレスは65キロも挙がらなかったことから考えればなかなか成長できていると思います。予備試験の論文式が終わったら増量しようと思っているので、今年中にまずはトータル470キロくらいまで成長出来たらと思っています。

 ちなみに私は身長も体重もそこそこあるので同じ体格の人と比べれば特に秀でているというわけではないです…

 

人生の展望

 突然ですが、私は人生をRPGと類似したもののように考えています。一番自分の感覚に近いのはドラゴンクエストの勇者かと思います(自分が勇者だ!選ばれし者だ!みたいな主張をしたいわけではありません)。

 しばらく前の記憶なので誤っていたら申し訳ないのですがドラクエの勇者は敵と戦って経験値を得て攻撃力、HP、MPといったステータスが伸びていきます。私にとって筋トレで伸びる体力、筋力はHP、攻撃力に相当します。勉強して身につく知識はMPに相当します。そうすると、ラスボスは何に相当するのか、ということが問題となります。司法試験がラスボス、ともいえそうですがあくまで法曹資格は生きるための手段でいわばロトの剣に相当するものと考えます。ラスボスは、、、悩ましいところですが、死の床で悔いを残さずに晴れやかな気持ちで家族に看取られて天国に旅立つことをもってラスボス撃破、ということでかんがえておきましょう。

 話が脱線したようにも思えますが、とりあえずは先のことを考えても仕方ない(今後の人生の展望とかいう見出しをつけているのにそれはないだろう、という誹りは甘んじて受け入れます)のでとりあえずはマッチョな法曹になって頭も身体も強い人間になりたい、というのがざっくりとした将来の目標です

 

ブログを書き始めたきっかけ

 これについては、自分の思ったこと、トレーニングの記録などをこうして形に残しておこうと考えたことにつきます。つまり、よくある日記代わりというやつです。そして、このタイミングで始めたのは予備試験の短答式に合格したことで勉強を始めてようやく一つの到達点に達したというか、勉強の成果が可視化されたのでマスキュラ―法曹への道が現実的になったためです。もっとも、予備の短答に受かった程度ではまだまだ司法試験合格への道は長いのでゴリゴリ勉強して鍛錬を積んでいきます!

 日記代わりということでそこまで多くのビューを得ることは予定していませんが、もしこのブログが目に留まって、法曹を目指し、あるいは筋トレに励む同志の役に立てれば幸いです。

 

おわりに

 思ったより長くなってしまいましたがこれで初投稿を締めようと思います。これからは主に司法試験・予備試験の勉強、筋トレに関することなどを思い立ったタイミングで書き連ねていこうと思います。つたない文章でしたが、どうぞご容赦ください。そして今後ともよろしくお願いします!